スーパー中小企業から倍率50倍のホワイト企業に転職成功し、南米支社に海外出向。ゆるゆるJTCリーマンやっているしずろく です。
これから転職活動!という方へ。
過去記事で、転職をする際には
転職サイトではなく、『転職エージェント』を使おうと書きました。
でも、ネット上で
■xxの転職エージェントは失敗だった。
■年収が下がった
という評判を目にし、エージェントの利用に二の足を踏むこともあると思います。
そこで、今回は
転職エージェントを使う前に知っておくべき8つのポイント
を簡単に説明します。
経験上、これを知っている or 知らないでは転職活動に天地の差が出ます。
実際、私しずろくも転職時にエージェント
5社登録して活動進めました。
のち大企業に転職し、海外出向を果たしました。
転職の経験上、『優秀なエージェント』と『イマイチ』なエージェントがいます。
今回の8つのポイントを抑えて、
大転職時代を生き抜いてグローバルで活躍してくれる人が増えることを願います。
- 転職エージェントってひたすらオススメの求人を紹介してくるの?
- 自分のキャリアと年収を上げてくれる『良い』エージェントの見分け方
- 年齢別の転職難易度と転職市場を取り巻く変化を知りたい
先に結論です。エージェントを使う前に知っておくべき8つは以下です。
興味があるところに
飛ばし読みしてもOK。
- しずろく (当ブログ管理人)
- 日系メーカー30代会社員 (南米出向中)
- 中小企業から一念発起グローバル企業に転職。
- 海外駐在希望を出し続け、2020年に海外へ。家族と奮闘中。
- 月5万PV のブログを2つ運営。詳しいプロフィールはこちらから。
当ブログでは「世界での活躍・応援します」をコンセプトに、海外で働きたい方、
海外駐在あれこれ、独自の企業分析情報を発信しています。僕のプロフィールはこちら。
転職エージェントの収益モデル
企業の人材を採用方法は2つ。
別記事でも紹介しましたが、企業の
人材採用方法には下記があります。
直接採用・・イベントや広告を自社で打ち、条件に合った人材が来るのを待つスタイル
間接採用・・採用の条件をエージェントに伝え、ふるいにかけられた候補者を選ぶスタイル。
いずれも善し悪しがあります。
直接採用が『採用コストが安いが、集まる人材も玉石混交』
なのに対し、
間接採用は『採用コストは高いが、人材のミスマッチが起こりにくい』です。
理由を見ていきます。
企業はエージェント利用が高コスト
上の中でも『転職エージェントの利用』
は企業からすると圧倒的高コスト
それは採用が決まれば、企業は転職エージェントに
『採用者の年収の3-4割』という高額な報酬を支払うため。
年収 1,000万円の人の転職となれば企業はエージェントに300~400万円を支払う。
ちなみに転職希望者は
1円も払う必要が無いです。
それでも企業が『転職サイト』ではなく、
『転職エージェント』を使うのはその圧倒的な採用効率が理由です。
エージェントを使う企業は本気。
つまり、資金に余裕がある企業でないと、
転職エージェントを利用できません。
これが企業と・転職エージェントのマネタイズの仕組みです。
転職エージェントのデメリット:クズエージェントは存在する。
ただ転職エージェントを
使うデメリットも存在します。
それは「クズ・エージェント」が存在することです。
汚い言葉でごめんなさい。でも言います。
クズエージェントはこんなタイプ。
- 報酬のためにどこでもよいから転職させたいエージェント
- 年収が下がる提案であっても「将来性」とか「転職は年収だけではない」と言ってくるエージェント。
優秀なエージェントはあなたの
年収アップ(維持)を実現しつつも、労働環境を向上させる転職提案をする
タイプです。
これ、経験上、本当にいます。
優秀なエージェントはごり押しない。
エージェントを使う時に見分ける一つの基準。
それは担当の『人となり』です。
身なりだけではないです。良いエージェントも悪いエージェントもパリッとさわやかな感じです。
では、何が「いいエージェントの基準」なのか。
実際に5社エージェント登録して分かった私の考えは以下。
- 転職希望者が転職に何を求めているか念入りにヒアリングを行う
- 転職のタイミングの重要性は理解しているが、あれこれ紹介してこない
- 転職希望者との『将来的な関係』を重視している。
- 転職希望者に合った求人が見つかるまでごり押ししてこない。
余談
Google で「転職エージェント」と入力すると、
ネガティブな言葉が多く出てきます。(エージェントむかつく,騙された、裏事情)など。
実際多くの人が悪いエージェントに当たっている経験の裏返しとも見れます。
ほんの一握りのエージェントに
【実態】エージェントはどんどん潰れている
玉石混交の転職市場、
その企業数見てみましょう。
転職エージェントの数は 17,000社
『転職エージェント』だけで日本中に約17,000社の企業があります。
全国には約17,000もの転職エージェントがある【統計で見る転職支援】
https://agent.jobmark.jp/articles/0041.html
JOB MARK から引用
初期投資が安く済む分、
すぐ始められるが、競合が多い業界。
さらにそのうちの数百 ~1,000社は1年のうちに廃業になると言われています。
競争環境がし烈です。
競争がし烈
転職サイトに登録したら
『転職SAMURAI 』とか
『しずろくキャリア』
とかいっぱいDMが来たわ。。。
こんなこともあると思います。
成果主義なので、希望者の要望関係なしに「全力で転職をさせる」
エージェントがいるのも納得です。
なので巷では転職エージェントは
となるわけです。
17.000社のうちの少数の伝統・信頼のある企業が長年商売をつづけて、他は入れ替わっているという構図です。
零細エージェント利用時は慎重に。
このため、
零細エージェントを使う時は慎重になりましょう。
というよりむしろ、最初から零細エージェントを使うのはやめましょう。
『大企業』という言葉はは、一般的には『融通が利かない』『古い』と揶揄されがちです。
ただ、転職市場における大企業・歴史ある企業は
その『理由』があります。
例えばアクシスコンサルティング
サムライJOB
東証上場のJACリクルートメントと共同運営の実績。
ごり押しで転職を進めていては企業評価が下がり存続できません。
エージェントに最も薦められやすい転職プラン
転職のタイプは4つ
いきなりですが、転職には4つのタイプがあります。
- キャリアアップ = 文字通り。収入up /待遇up もしくはその両方を叶える
- キャリア維持 = 待遇や収入は現職を維持しつつも、勤務地や福利厚生が希望通り
- キャリアダウン = 収入down/ 待遇down もしくはその両方。
- キャリア回復 = 現職に転職時は失敗。前職レベルまで回復したい場合。
この中でも、手抜きエージェントは
「キャリアダウン」の転職に必死です。
なぜなら、『楽して』企業に報酬をもらえるからです。
エージェントにとって
年収600万円の人を年収400万の会社に転職させる
のは難しくありません。
これは、状況としては
企業WIN。エージェントWIN 。転職者 LOSE 。
の望ましくない状況
です。
手抜きエージェントにとっては
『キャリアアップ』の転職応援は
労多くして功少なしなわけです。
手抜きエージェントの手法
そんなエージェント
絶対引っ掛かりたくないわ。。
という方に、『手抜きエージェント』『クソエージェント』の
良く使う営業文句を紹介。(一例です)
あなたの能力が最大限生かせます!
大切なのはお金じゃないですよ!
今、この企業から求められています!
あなたのにだけに強い引き合いがあります!
幹部候補での採用です。
言います。全部『手抜きエージェント』です。
確かに大切なのはお金じゃないかもしれませんし、本当に幹部候補かもしれません。
ただあなたが『収入アップ』、『待遇改善』の転職活動をしているなら
『今の自分のままで待遇が上がる』企業を選びましょう。
優秀なエージェントというのは
『キャリアアップ』の転職を
全力でサポートしてくれます。
決して多くはないですが、実際にいます。
エージェントのタイプ【個人編】
エージェント(個人)4つのタイプ
転職エージェントは下記4タイプがある
とわかりました。
(もっとあったら教えてください)
- アドバイザタイプ = どんどん助言してくれる。まだ方向性が決まってないときに最適。
- カウンセラタイプ = 聞き上手でこちらの意見を引き出してくれる。
- メンター・コーチタイプ = 「私のタイプはね」と実際の経験談を話してくれる
- コンサルタイプ= 答えを持っており、『AとBで悩んでいます』と聞くとずばりAと教えてくれる+
どのタイプが正しいというのはありません。
自分に合わないかも。。
と思ったら担当者変更しましょう
担当者変更は当たり前。
あなたの人生の重要帰路にいます。ためらわずに相談しよう。
4タイプに属さないエージェント
4タイプに当てはまらない
エージェントもいます。それは・・
です。右から左に転職者を流すだけの
仕事に付加価値を付けないエージェントです。
転職に失敗している人はこの『やらされエージェント』
に当たっていると言ってよいでしょう。
エージェントのタイプ【会社編】
エージェントが持つ得手・不得手。
一方で、仮に良いエージェント
営業マンに当たっても
業界の『得意』『不得意』があります。
これはエージェント選び時に知るべき重要なことです。
例えば・・・
- 営業に強い
- 外資に強い
- ベンチャーに強い
- スタッフ職に強い
- ITに強い
- ミドル層に強い
- 第二新卒に強い
等。
こればかりはエージェントごとに既に長年の経験(企業との関係性)があります。
例えば海外駐在、外資企業であればアクシスコンサルティング。
20代、ミドル層等幅広い転職にはサムライJOB
など希望業界・職種に合わせて使い分けるといいです。
狩猟型エージェント
企業の性格も二つに分けれらます。
一つ目は『狩猟型』。
このエージェントは
- 広告をどんどん打って
- 希望者を多く募り
- 次から次へと転職させていく
ハンター型のタイプです。このエージェントを使うとほぼ失敗します。
だって数をこなそうとしてるものね。。
農耕型エージェント
一方、優秀なエージェントは
『農耕型』。
この農耕型はこんな『転職市場の真実』を知っています。
- 転職市場に優秀な人材は決して多くない。
- 優秀な人材は複数回転職をする
- 優秀な人材の周りには優秀な人材が多い。
なので、農耕型は
ことを心がけてきます。
そうして『信頼を勝ち取る』ことを優先して、
また利用してもらえるのね。
『農耕型エージェント』を使っての転職活動は三方良し。
(企業良し。エージェント良し。転職者良し。)
こんなエージェント選びは失敗する
結論。こんな転職は失敗します。
狩猟型(ハンター型)のエージェントに出会っている。
志のない横流し型のエージェントに出会っている。
自分に合うエージェントを見つけるべきね。
アクシスコンサルティング
海外駐在したいなら『ここ』
- 外資系、IT企業への転職実績が豊富なアクシスコンサルティング。
- 創業2002年の老舗エージェント
- 大手外資ファームや、外資系IT企業、また国内のIT系メガベンチャーなどへの転職実績が豊富。
サムライJOB
20代ハイエンド層の転職
- 薦めたい転職エージェントNo.1.に選出
- 40年以上企業の海外進出をサポート
- 老舗JACリクルートメントと共同運営
- 海外案件・外資系企業に強い。
ネオキャリア
第二新卒・Fラン大からでも
キャリアアップ
- 大手企業に転職後、海外駐在した人も
- 正社員経験3年未満の方向け
- スタッフも第二新卒
- 2000年設立の老舗エージェント
- 経験豊富なキャリアアドバイザー
【理想は40歳迄】年齢別の難易度
さらに、転職市場の悲しい現実があります。
事実。年齢が上がれば上がるほど、
転職難易度も上がります。
転職年齢適齢期
データあり。『40代転職限界説』は本当か。
40歳転職限界説。本当でしょうか。
個人的には正しくは『40代転職ハードモード説』が正しいと思います。
厚生労働省の
資料から見てみます。
年齢階級別転職入職率 (令和3年 - 2021年)では、
労働人口のうち、39歳までの転職が 60.4ポイント
であるのに対し、
40歳から 60歳が20ポイント
となっています。
実際に50歳以上の転職者の多くは早期退職のあとの転職等も含まれると考えられます。
40代以降の転職市場は 30代までに比べ
3倍ほど難易度が上がります。
引用元:転職入職者の状況(令和3年度) 厚生労働省
転職活動は無料の自己投資。早めにやったほうが良い。
市場が活発なことで、
40代以上の転職も増えています。
一方で、転職エージェントは若い人材の転職が比較的容易であることは、経験上知っています。
なので
- 『まだ30代だからいいか』
- 『転職活動は来年からしよう』
と言っている間のに『転職市場価値』の賞味期限が切れてしまった!
とならないように『今』登録だけでも始めたほうがいいと思います。
もちろん今の職場の
年収・待遇・環境
に満足であれば必要なしです!
転職年齢適齢期は実際にあります。
転職するなら早い方が良い。
知っておくべき【職業適合性】
最後に知っておきたい事。
それは『職業適合性』。
これ、重要。
転職エージェントはこの職業適合性についてよ~く勉強しており、候補者のマッチングを考えています。
能力が高くても、転職に失敗する人
話は少しそれますが、
あの人。能力はあるのに
転職活動なかなかうまくいってないのよねぇ。
という人周りにいませんか?
これはこの人の能力ではなく、パーソナリティに課題があるかもしれません。
仕事への適合性には 能力 と パーソナリティ の融合が必須だからです。
適合性 = 能力 x パーソナリティ
こちら一般財団法人、日本職業協会からの引用。
この表の中で
あなたの転職時に履歴書に記載するのは、『能力』『技能』の部分。
例えば
- 学歴
- 資格
- 職務経験
等です。そして企業の採用担当はこの3つをしっかり見てくれます。
しかし、同時に、この情報だけで採用に至ることは100%あり得ません。
それは上記の『能力』と『技能』はあなたの過去の情報にすぎないからです。
採用選考で見られる能力
では採用選考では何を見られているの?
企業はあなたの『こんなところ』を見ています。
- 知能 – 字頭の良さ
- 空間視覚化 (聞いたこと・考えることを『見える化』する力)
- 速さ・正確さ
- 精神運動能力 (集中力・体力・感情抑制能力)
これらはあなたの『将来への期待感』
を測るために大切な要素。
能力 x 未来への期待感 =これがあって初めて評価されます。
採用選考で見られるパーソナリティ
さらに、この能力に加えて
『パーソナリティ』が重要です。
パーソナリティとは
- 候補者がもつ価値観
- 態度
- 興味
です。
このパーソナリティは転職時に磨くことも、
短期間で身に着けられるものではないです。
同時に、パーソナリティには『良い』『悪い』はありません。
これは企業人との相性だけであって、ありのままで臨めばよいのです。
優秀なエージェントは仕組みを熟知
ここまでで
何が言いたいのかというと・・
優秀な転職エージェントはこのあなた(候補者)の
このキャリア理論をしっかり学んでいて、その上、
『求職者の弱点』をしっかり押さえながら
転職サポート時に補完してくれるのです。
クズエージェント->仕組みを知らない。
反対に、横流し素人エージェントは
このキャリア理論に関しても素人です。
こういうことに振り回されないように、
職業適合性の考え方と、パーソナリティの理解を頭に入れておきましょう。
結論:職業適合性を地図にして、迷子にならないように転職に臨むべき。
まとめ
長々書きました。
まとめです。
転職エージェントを使う前に知っておくべき事8つを紹介しました。
『敵を知り己を知れば百戦危うからず』
という孫氏の兵法の一説があります。
転職エージェントは決して敵ではありませんが、
相手が見えている景色、知っていることが事前にわかれば、よりよいエージェント選びができます。
- 海外出向したいなら『ここ』
- 30代前半までの優秀層向け
- 長期の視点で一人に向き合ったキャリア支援
- 2021年 Bizreach 全部門総合MVP
- 外資系転職 Liiga 転職支援実績 No.1
- 現在大手企業に勤めている人向け
- 今、年収600~700万円の人の転職
- 海外案件・外資系企業に強い
- 40年以上、企業の海外進出をサポート
- 業界最大級の非公開求人数(10万件越え)
- エージェント大手の一角 (経験豊富)
- ミドル層・第二新卒など幅広い
- 若手・第二新卒でも海外案件あり
良い転職エージェントに出会い、グローバルに活躍する人が増えればうれしいです!
以上参考になればうれしいです。