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スーパー中小企業から倍率50倍のホワイト企業に転職成功し、南米支社に海外出向。ゆるゆるJTCリーマンやっているしずろく です。
この駐在BASE では、海外勤務を目指す・グローバルに働く人を応援しています。
その中で、
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TOYOTAの海外駐在・待遇ってどうなの?
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TOYOTAに入りたいけど
就職・転職難易度を知りたい。
そんな方向けに 、
世界に誇る自動車メーカー「トヨタ自動車」の
- 企業規模・年収
- 海外駐在における業務内容
- 強みと課題
- 海外シェア率
- 就職 & 転職難易度
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これらについて私(日本企業から海外出向中)が説明します。
私しずろく自身、中小企業から東証プライム上場企業に転職し、海外出向しました。
この記事はこんな人にオススメ。
- トヨタに入り海外で活躍したい人
- トヨタに就職したい学生
- トヨタに転職をしたい社会人
- トヨタの強みと将来の成長への成長性を知りたい人
本記事の結論。(↓タブ開きます)
1. トヨタこんな企業
- 世界最大の4輪自動車メーカー
- EV、内燃エンジン、PHEV 等、全車種保有
- 2035年のEV化完了までどうかじ取りを進めるか
- テスラはじめとする新興ブランドとの競争が課題
- 豊田章夫社長から佐藤恒治社長へのバトンタッチうまくいくか。
2.トヨタの海外駐在
- トヨタの海外駐在員は 2,000名 (全社員中 3%)
- 技術・営業職ともに世界各地に赴任の可能性。手厚い待遇。
- 年収は日本メーカー最高レベル。
- 比較的若い年齢から海外赴任のチャンス。
3.トヨタ こんな人にオススメ。
- グローバルネームを背負い世界で活躍したい人
- プロジェクトをチームで進めたい人
- 海外赴任の経験を若い時から積みたい人
当ブログは「世界での活躍、応援します」をコンセプトに、海外で働きたい方向けの記事、独自の企業分析情報を発信しています。私のプロフィールはこちら。
本記事は以下の情報をもとに作成しています。
- TOYOTA HP
- 就職四季報2023
- Openwork
- 転職会議
- しずろく自身の海外駐在仲間からの情報
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今後のTOYOTA ここに注目
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まず、今TOYOTAを取り巻く環境についてざっとおさらい。
章夫社長から佐藤社長へ。バトンタッチ。今後どうなる
2023年1月。驚きの発表でした。
![](https://project.nikkeibp.co.jp/ESG/atcl/column/00009/012700035/ogp.jpg)
![](https://project.nikkeibp.co.jp/ESG/atcl/column/00009/012700035/ogp.jpg)
14年会社を率いた豊田章夫社長が退任(会長へ)。
レクサスのチーフも務めた技術畑の佐藤恒治がトヨタのかじ取りを任されました。
『2035年に完了』と掲げているEV化戦略、
世界でまだ混乱の収まっていないサプライチェーンのコントロール、
課題は山積です。
トヨタがグローバルでいかに難局を乗り切ってきたか、
事実よりも事実に近いフィクションを読みたい人はこちらをどうぞ。
1995年以降の奥田碩と豊田章男を中心にトヨタ自動車で起こった事実を元に描かれたフィクション
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トヨタに入りたい人、トヨタにいる海外駐在希望者は必読。
迫るテスラの脅威
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EVの雄。テスラはもう無視できない存在。
世界の新車販売台数は2022年。
- トヨタ 956万台
- フォルクスワーゲン 742万台
- テスラ 131万台
とトヨタに軍配。
ただし、テスラはこの131万台、EV 比率は 100%。
(2021年時点:トヨタ は全体の25 ~30%)
つまりEVに限って言うと、販売台数はテスラ131万台、トヨタ約239万台。
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創業20年未満のメーカーがここまで来ました。その勢いは世界的なEV化を追い風に続きそうです。
世界的な変化にTOYOTAがどこまで対応できるかが
今後数十年の運命を左右しそうです。
時価総額は
トヨタ 25兆円 に対し、テスラ 110兆円
とトヨタの企業価値はテスラの4分の一以下と、
完全に突き放されています。(いずれも2021年の概算)
トヨタ自動車 概要と特徴
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トヨタの企業概要です。
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項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | トヨタ自動車 |
業種 | 輸送用機器 |
会社規模 | 大企業 |
海外 赴任地域 | 世界各国(アジア・ヨーロッパ・北中南米・アフリカ・オセアニア) |
駐在員比率 | 3% (従業員70,710人中、2,000人) |
海外駐在 メリット | 世界の4輪メーカー首位。 海外売上比率8割。 他路線化で成長見込まれる。 |
海外駐在 デメリット | 伝統的日本企業。 その規模ゆえに決断・新しいことへのチェレンジに慎重すぎる一面も。 海外駐在では日本人が固まる側面あり。(家族含めトヨタ村ができあがる) |
しずろく コメント | 世界のトヨタ。 赴任地は5大陸全て。 厚い待遇。新興国市場は個人裁量も大きい? |
海外駐在 オススメ度 | |
トヨタの採用情報 | https://www.toyota-recruit.com/saiyo/recruit/ |
「業種」は四季報の分類から。「会社規模」は「大企業」「中小企業」「GNT(グローバルニッチトップ)」の3つに独自分類
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国内従業員 70,000人の言わずと知れた大企業ですね。
業種は「輸送用機器」ですが、
自動車以外にも、ファイナンス、マリン事業、住宅事業、アグリバイオ(農業)、
多岐に渡り事業展開しています。
さらに、最近は静岡に実験的に町一つを作る
「トヨタ・ウーブンシティ」プロジェクトも注目を集めていますよね。
![](https://www.woven-city.global/og_image.png)
![](https://www.woven-city.global/og_image.png)
また、子会社にはダイハツ・日野自動車を抱え、
マツダ・スズキ・スバルとも相互出資を行っており
まさに日本の代表的モビリティ企業です。
業績 「売り上げ-> 30兆円/年」
![売上高-分析](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/arrows-g6c775844d_640-1.jpg)
![売上高-分析](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/arrows-g6c775844d_640-1.jpg)
2022年売り上げ高(予想) は 31.4兆円です。
2022年予想営業利益率は9.5 %
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この31.4 兆円という売上高は上場企業日本一の数字です。
もちろん企業の業績指標は売上高だけでは測れませんが、
この規模で営業利益率を10%弱弾き出しているのはさすがです。
営業利益だけで約3兆円。
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コロナ、EVの波、他にも様々な要因あれど成長を続けています。
トヨタの会社評価
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- 待遇の満足感やコンプライアンス遵守いずれも業界高水準
- 平均残業時間は27.9時間 /月
- 有給消化率 88.5%と高水準
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世界のトヨタ。ホワイト企業と言える各指標。
トヨタの平均年収
平均年収は
834万円
(就職四季報 2022から引用)
です。これは職種・年齢にもよりますがメーカー最高水準。
トヨタの海外駐在 – 年収・職種・赴任地
海外駐在時の年収
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海外駐在時の推定平均年収です。
1,251 ~ 1,668 万円
(平均年収から概算)
海外駐在時年収の算出方法・・平均年収 x 1.5 ~2 倍
海外赴任時は各種手当により収入・手取り金額がアップします。
赴任地・年齢・家族帯同にもよります。詳細はこちらの記事で書いています。
![](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2022/10/2-300x158.png)
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赴任できる職種
![海外勤務地](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/lycs-architecture-U2BI3GMnSSE-unsplash.jpg)
![海外勤務地](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/lycs-architecture-U2BI3GMnSSE-unsplash.jpg)
トヨタでは、技術職,営業職いずれも海外赴任のチャンスがあります。
世界の26か国に拠点があり、自然とその工場・販売拠点を中心とした海外赴任となります。
営業職
トヨタの営業職は、世界を舞台に幅広い営業オペレーションに関われそうです。
“担当国/地域のプロとして、現地に寄り添いながら、
営業オペレーションを幅広く司る” (TOYOTA HPより)
若いうちから海外出向の経験を任される場合は 2~3年。
マネジメントとして出向する場合は3年 ~5年
くらいの出向期間になる場合が多いようです。(赴任地・職種による)
トヨタの海外営業の仕事インタビューがありましたので良ければ。
![](https://www.toyota-recruit.com/ogimage_saiyo.jpg)
![](https://www.toyota-recruit.com/ogimage_saiyo.jpg)
技術職
技術職は以下のいずれの部署からも海外勤務の可能性があります。
- ソフトウェア・デジタル
- プラント環境技術
- 車両技術開発
- パワートレーン技術開発
- 生産技術開発
- 品質・アフターサービス技術開発
海外駐在 -赴任地
![勤務地候補](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/symbolic-g4469d1f68_640.jpg)
![勤務地候補](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/symbolic-g4469d1f68_640.jpg)
下記地域に販売拠点・生産拠点があります。
(2024年時点。TOYOTA HPから しずろく作成)
北米
- アメリカ(9工場、1販売拠拠点)
- カナダ (2工場)
- メキシコ (2工場)
南米
- アルゼンチン(1工場)
- ブラジル(1工場)
- ベネズエラ(1工場
欧州・中東
- チェコ(1工場)
- フランス(1工場)
- ポーランド(1工場)
- ポルトガル(1工場)
- トルコ(1工場)
- イギリス(1工場)
- ベルギー (販売拠点)
- ケニア(1工場)
アフリカ
- 南アフリカ(1工場)
- エジプト(1工場)
- ガーナ(1工場)
アジア・オセアニア
約30社の生産・営業拠点
(中国・インドネシア・フィリピン・ミャンマー・マレーシアベトナム)
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5大陸、いずれも赴任のチャンスがあります。
トヨタの海外勤務:長所 vs 短所
![メリットデメリットの説明](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/AdobeStock_100397672-1024x683.jpeg)
![メリットデメリットの説明](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/AdobeStock_100397672-1024x683.jpeg)
事業規模と知名度はピカイチ。
「TOYOTA」と聞けば先進国から途上国まで、老若男女その企業がイメージできます。
トヨタの海外駐在では、そのネームバリュー、信頼性を武器に戦えます。
営業では、一から営業販路を開拓する、というよりも
既存のビジネスを維持・拡大する色が強いでしょう。
技術職・品質管理職では、製品品質の向上、維持、新技術の継承、
世界的なトヨタブランドの発展に寄与する業務が強い、と考えられます。
営業、管理、技術職いずれも現地スタッフの教育・トレーニングが不可欠なことは言うまでもありません。
また完成自動車の 生産・販売・アフターフォローのみならず、
規模の大きいプロジェクトにもかかわるチャンスがあります。
自動車のサブスクリプションやリースビジネス、新興国へのシェア拡大などがその一例です。
手厚い給与待遇&福利厚生
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よくニュースで、ベースアップや賞与金額など何かとトヨタの給与水準は業界の基準とされますよね。
トヨタの海外出向では「メーカー最高水準」ともいえる手厚い海外手当を受けられます。
組合も強く、また常時約2,000人の駐在員がいる企業です。
各種手当や家族のサポートは他社に例がないほど充実していると考えられます。
海外駐在の際の福利厚生、給与水準は以下の記事にまとめています。
東証プライム上場、30代家族持ち会社員の給与暴露してます。
![](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2022/10/2-300x158.png)
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トヨタの労働組合HP からこんなページを見つけました。
その駐在員の多さからも、海外出向者・家族へのサポートが充実していることがうかがえます。
悪い意味でも大企業。(JTC)
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上述した規模感、待遇、世界的知名度。
これは大企業ならではのメリットです。
海外で働くにあたって、トヨタは
安心・安定・持続性がある企業と言ってよいでしょう。
一方、国内だけで70,000人の従業員を抱えるマンモス企業です。
新しいことへのチャレンジ、既存ビジネスをスクラップビルドして
新陳代謝をするような判断には
非常に慎重的な企業と言えるでしょう。
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どんな判断でも、結果として従業員の家族も含めたら数十万人に影響が出るものね・・・
広範なステークホルダーやサプライヤー(デンソーやアイシン、その他多数)の
従業員・家族含めればこれは当然かもしれません。
なので、海外駐在に際して、
「個人裁量が大きい」」「自分で市場開拓をする」「企画立案・販売など広範囲に関わりたい」
という点を重視したベンチャー気質の人にはトヨタは向いていないかもしれません。
「トヨタは典型的なJTC(日本の伝統的大企業)」の一つです。
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トヨタのような大企業に転職し、海外駐在を目指したい人のおススメ転エージェントです。
実際に私しずろくが今の企業に転職した際もいずれも登録し利用しました。
現在の年齢・年収・職種により使い分けることをお勧めします。
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トヨタの海外駐在-オススメする人
トヨタの海外駐在 -まとめ-
海外駐在時年収 | |
働きやすさ | |
将来性 | |
若いうちからの赴任チャンス | |
ベンチャー性 | |
世界シェア |
安定の大企業のトヨタ。
過去約90年成長を続けてきたのには理由があります。
そして世界に誇る日本企業です。
海外駐在においては業界トップレベルの待遇・福利厚生を受けることができます。
一方、駐在員だけ見ても2,000人いる企業。
駐在先でも日本人は多く、日本を抜けても日本コミュニティが出来上がっている場合も多いようです。
個人的には「グローバルニッチトップ」企業もしくは「個人的裁量」が大きい企業も魅力的に感じます。
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結論。トヨタの海外駐在、こんな人にオススメです。
- 有名な看板をもとに世界で活躍したい人
- プロジェクトをチームで進めたい人
- 安定志向の人
- 海外赴任の経験を若い時から積みたい人
注:オススメ度は「駐在員をするにあたって」企業の海外での将来性、個人裁量の大きさ、シェア率、を独断と偏見で個人的にスコアリングしているものです。様々なコメント受け付けていますが、内容に責任を負うものではありません。
また業績・社員数は以下の情報ソースをもとに市図録が編集・加工しています。内容に誤りがあればご指摘ください。
引用元:就職四季報2022 , トヨタ自動車HP , トヨタのIR HP
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