スーパー中小企業から倍率50倍のホワイト企業に転職成功し、南米支社に海外出向。ゆるゆるJTCリーマンやっているしずろく です。
突然ですが、「スポーツ界のインテル」とも呼ばれる世界のシマノの海外売上比率って知っていましたか?
その比率なんと90%です。圧倒的な大企業でもあり、グローバルニッチトップ企業。
営業利益率は驚異の20%越え。この数字はメーカー内ダントツ上位です。
そんなSHIMANO (株式会社シマノ)を、JTC大手企業から海外出向している私が徹底して分析し、「転職する方法」まで紹介します。
その中で、
SHIMANO(シマノ)の海外駐在・待遇ってどうなの?
SHIMANO(シマノ)に入るための
就職・転職難易度を知りたい。
そんな方向けに 、スポーツ界のインテルとも呼ばれる「シマノ」の
- 企業規模・年収
- 海外駐在における業務内容
- 強みと課題
- 海外シェア率
- 就職 & 転職難易度
これらを私(日本企業から
海外出向中)が説明します。
私しずろく自身、中小企業から東証プライム上場企業に転職し、海外出向しました。
この記事はこんな人にオススメです。
- シマノに就職したい学生
- シマノに転職をしたい社会人
- シマノに入り、世界で活躍したい人
- シマノの強みと将来の成長への成長性を知りたい人
- そして、釣りと自転車をこよなく愛する人
本記事の結論。(↓それぞれタブ開きます)
1. シマノこんな企業
- 世界最大の自転車コンポーネント・釣り具メーカー
- 平均年収は「TOYOTA」越え。
- 世界的なアウトドア需要が後押し。
- マニアこそ知っている?海外売上9割企業
- 実は超財務体質健康企業。
2.シマノの海外駐在
- シマノの海外駐在員は 約50名。
- 技術・営業職ともに世界各地に赴任の可能性。手厚い待遇。
- 年収は日本メーカー最高レベル。
- 比較的若い年齢から海外赴任のチャンス。
3.シマノ こんな人にオススメ。
- グローバルネームを背負い世界で活躍したい人
- グローバルニッチトップ企業で働きたい人
- 自転車と釣りを愛する人
- プロジェクトをチームで進めたい人
- 海外赴任の経験を若い時から積みたい人
- しずろく (当ブログ管理人)
- 日系メーカー会社員 (南米出向中)
- 30代,中小企業から一念発起グローバル企業に転職。
- 海外駐在希望を出し続け、2020年に海外へ。家族と奮闘中。
- 月5万PV のブログを2つ運営。詳しいプロフィールはこちらから。
本記事は以下の情報をもとに作成しています。
- SHIMANO HP
- 就職四季報2023
- Openwork
- 転職会議
- しずろく自身の海外駐在仲間からの情報
当ブログは「世界での活躍、応援します」をコンセプトに、海外で働きたい方向けの記事、独自の企業分析情報を発信しています。私のプロフィールはこちら。
今後のシマノ 「ここ」に注目
パンデミック時のアウトドア需要がけん引
世界中に広がった新型コロナウィルスおよびロックダウン。
アウトドア需要を押し上げる結果となりました。
(2022年決算短信より引用)
自転車部品
新型コロナウイルス感染拡大を契機とした世界的なサイクリングブームにより、中高級クラスの需要は高い
水準を維持した
シマノは釣り具と自転車用品を扱う「アウトドアど真ん中」の企業です。
これからも長期では市場の在庫コントロール以外では大きな急落要因はないでしょう。
ちなみにシマノの事業別売り上げのシェアは
自転車80%:釣り具20%となっています。
*ボート関連もあるが、1%以下なので割愛
電動自転車 ?E-BIKE が将来のカギ
シマノの売り上げのうち8割を占めるバイシクルコンポーネンツ(自転車部品)事業。
よく「自転車部品」と聞いてイメージされるのは
- 一般的なシティ自転車(いわゆるママチャリ)
- ロードバイク
- マウンテンバイク
こんな自転車向けのパーツ製品です。
ただ、欧米では今、全く異なるトレンドが広がっており、今後のシマノの運命を握っていると言っても過言ではありません。
それは E-BIKEです。
「子乗せ電動自転車」とは全く違う
引用: ORBEA
激しいオフロードを走破するE-MOUNTAIN BIKE
通勤やFITNESS向けの E-CITYBIKE。
こんな完成自転車のトレンドがヨーロッパや北米で超拡大中です。
従来の機械式自転車と比べモーターやバッテリー、その他の電気部品を使うため単価が高い。
また環境保護やESG投資*の流れもありシマノを含めた自転車関連銘柄へ追い風。
シマノの企業概要
シマノの企業概要。
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社シマノ |
業種 | 輸送用機器 |
会社規模 | 大企業 |
海外 赴任地域 | 世界各国(アジア・ヨーロッパ・北中南米・アフリカ・オセアニア) |
駐在員比率 | 3% (従業員1,507人中、50人) |
海外駐在 メリット | 海外売上比率90% グローバルが当たり前の企業。風通し良い |
海外駐在 デメリット | 伝統的日本企業。 その規模ゆえに決断・新しいことへのチェレンジに慎重すぎる一面も。 海外駐在では日本人が固まる側面あり。 |
しずろく コメント | 新興国への出向もあり。 出向時の給与は1,270万円 ~ |
海外駐在 オススメ度 | |
クボタの採用情報 | https://www.shimano.com/jp/recruitment/index.html |
「業種」は四季報の分類から。「会社規模」は「大企業」「中小企業」「GNT(グローバルニッチトップ)」の3つに独自分類
業績・海外売上
売り上げもさることながら驚異の利益率。
2022年売り上げ高 は 6,300億円。
2022年営業利益率は27 % 。
メーカーで7 ~10 %の利益率が優良企業といわれる中、衝撃の数字です。
パンデミック時の追い風需要があったといえど、この2022年の売り上げがすさまじかったことがよくわかります。
シマノの会社評価
Openwork からの引用。社員による会社評価。
- 待遇の満足感は業界内と比較して高い。
- 平均残業時間は309時間 /月
- 有給消化率 64%
シマノの平均年収
シマノの平均年収は
851万円
(就職四季報 2022から引用)
あのTOYOTAよりも高いのは衝撃ね。
シマノの海外駐在。年収・赴任地・職種は?
シマノの海外赴任。年収
海外駐在時の推定平均年収です。
1,277 ~ 1,702 万円
(平均年収から概算)
海外駐在時年収の算出方法・・平均年収 x 1.5 ~2 倍
海外赴任時は各種手当により収入・手取り金額がアップします。
赴任地・年齢・家族帯同にもよります。詳細はこちらの記事で書いています。
海外赴任できる職種
シマノでは、技術職,営業職いずれも海外赴任のチャンスがあります。
世界の13か国に拠点があり、自然とその工場・販売拠点を中心とした海外赴任となります。
シマノの海外駐在。赴任地は?
下記地域に販売拠点・生産拠点があります。
(2024年時点。SHIMANO HPから しずろく作成)
北米
- アメリカ(1販売拠拠点)
南米
- ブラジル(1販売拠拠点)
欧州・中東
- チェコ(1工場)
- オランダ (1販売拠点)
アジア・オセアニア
- 中国(4工場・1販売拠点)
- マレーシア(1工場)
- シンガポール(1工場・1販売拠点)
- インドネシア(1工場)
- オーストラリア(1販売拠点)
- ニュージーランド(1販売拠点)
4大陸に海外赴任のチャンス。
シマノの海外駐在。長所 vs 短所
THE 「グローバルニッチ・トップ」
シマノは典型的なグローバルニッチトップ企業。
自転車・釣りという分野において圧倒的世界シェアを誇る「グローバルニッチトップ」企業。
Shimano の売り上げ全体の80%を占める自転車部品部門。その世界シェア比率はなんと70%。
ここまで世界のシェアを席巻している大企業はありません。
技術職・品質管理職では、製品品質の向上、維持、新技術の継承、
世界的なシマノブランドの発展に寄与する業務が強い、と考えられます。
営業、管理、技術職いずれも現地スタッフの教育・トレーニングが不可欠なことは言うまでもありません。
生産・販売・アフターフォローのみならず、
規模の大きいプロジェクトにもかかわるチャンスがあります。
新興国へのシェア拡大などがその一例です。
手厚い給与待遇&福利厚生
よくニュースで、ベースアップや賞与金額など何かとトヨタの給与水準は業界の基準とされますよね。
そのTOYOTAよりも給与待遇がいいシマノ。
シマノの海外出向では「メーカー最高水準」ともいえる手厚い海外手当を受けられます。
各種手当や家族のサポートは他社に例がないほど充実していると考えられます。
海外駐在の際の福利厚生、給与水準は以下の記事にまとめています。
東証プライム上場、30代家族持ち会社員の給与暴露してます。
シマノの海外拠点・グローバル採用状況は下記HPをどうぞ。
海外駐在を目指す人へ。オススメ転職エージェント
新卒では入社倍率100倍ともいわれるシマノ。
でもその夢をかなえるハック方法があります。
それはずばり転職・中途採用での入社。
新卒では入りにくいシマノ。実は中途採用市場は多くのポストの募集が随時かかっています。
そんな私も中小メーカーから誰もが知る「超大手JTCメーカー企業」に転職エージェントを使って転職し、のんびり海外駐在しています。
転職エージェントは 2-3社登録しておいて「得することはあっても、損はない」です。
そんな転職エージェント。特にアクシスコンサルティングは20-30代のハイクラス人材向け。
シマノを含む大手メーカの求人も多数。
下の三社は実際に私が今の企業に転職した際もいずれも登録し利用しました。
現在の年齢・年収・職種により使い分けることをお勧めします。
アクシスコンサルティング
海外駐在したいなら『ここ』
- 外資系、IT企業への転職実績が豊富なアクシスコンサルティング。
- 創業2002年の老舗エージェント
- 大手外資ファームや、外資系IT企業、また国内のIT系メガベンチャーなどへの転職実績が豊富。
サムライJOB
20代ハイエンド層の転職
- 薦めたい転職エージェントNo.1.に選出
- 40年以上企業の海外進出をサポート
- 老舗JACリクルートメントと共同運営
- 海外案件・外資系企業に強い。
ネオキャリア
第二新卒・Fラン大からでも
キャリアアップ
- 大手企業に転職後、海外駐在した人も
- 正社員経験3年未満の方向け
- スタッフも第二新卒
- 2000年設立の老舗エージェント
- 経験豊富なキャリアアドバイザー
くれぐれも「転職サイト」への登録はしないようにしてください。
転職エージェントとは似て非なるもの。一方的なメールや、興味のない業種からの案件を受け取るばかりです。
シマノの海外駐在-オススメする人
まとめです。
シマノの海外駐在 -まとめ-
海外駐在時年収 | |
働きやすさ | |
将来性 | |
若いうちからの赴任チャンス | |
ベンチャー性 | |
世界シェア |