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既に駐在チャンスのあるGlobal企業に勤めている人向けに
「駐在の切符を手にする方法」を書きます。
- 「既にグローバル企業に勤めている」人が社内で海外駐在の切符を手にする方法
- 20 -40代のビジネスマンが社内の駐在候補に入る働き方解説
- 駐在のチャンスが欲しいならやっておくべきこと4つ。
今回は現在海外駐中、私しずろくのリアルな体験から、具体的に書きます。
当ブログは「世界での活躍、応援します」をコンセプトに、海外で働きたい方向けの記事、独自の企業分析情報を発信しています。私のプロフィールはこちら。
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今回の記事、海外駐在したくない!
という人は見ないでください。笑
海外駐在で得られるメリットを知りたい、海外駐在の機会のある企業に勤めたいという方は、
下記記事をご覧ください。
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そもそもなんで海外駐在をしたいのか。
まず率直に言います。海外駐在はメリットが多いです。
まず現金な話から。手取り給与は 日本の1.7~2倍。
その上、家賃は会社持ちで、自動車も会社貸与、子供の教育費と家族の語学勉強費も会社持ちです。
細かいお金事情は下の記事で、実際の私の給与で書いてますのでよければ。
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でも、本当に得られることは、この金銭的なメリットではないと感じています。
海外駐在で本当に得られる利点は、海外でのマネジメントスキルと国際商流を身に着けらることです。
外国語の取得は言うまでもありませんが、帰国後のキャリアパスが大きく開けることが
駐在の一番のメリットだと思います。
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あくまでも主観です。
ただ、その代わりに
駐在生活は楽ではありません。
待遇が良い分、日本に比べた生活の不便さ、現地社員の教育なども伴います。
私(南米出向) の場合は夕方までに現地の業務を終えて、その後夜中まで日本との進捗会議もしばしば。
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もちろん赴任先によります。
また、家族がいる場合、その友人・学校関係、
全て異文化での新しい生活になり、最初は負荷にもなります。
それでも駐在をしたい!海外で活躍したい!
という人でないと、しんどい思いをするということを先に申し上げます。
- 海外駐在をなぜしたいのか
- 海外での業務で、どんな能力を身に着けたいのか
- 帰国後どんなキャリアパスを描きたいのか
自分でよく考えておくことがとても重要。
配属ガチャ?関係ない。切符は自分で取りに行く。
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![海外勤務地](https://chuzai-base.com/wp-content/uploads/2023/01/lycs-architecture-U2BI3GMnSSE-unsplash.jpg)
駐在の切符を自分で引き寄せる。
さて、海外駐在の切符を手にする方法です。(既にGlobal企業に籍を置いている人)
何事もそうであるように、「狙って」やるのと、やらないのとでは結果も運命も変わってきます。
英語を上達したいと思わなければ上達しません。
駐在もしたいのであれば、ただチャンスを待つのが方法ではありません。
機会を自分の引き寄せることが可能です。
ところで、よく、「新卒は配属ガチャ」と言われますよね。
確かに大手グローバル企業の新卒配属の部署は多岐にわたり、その意図が良くわからない場合もしばしば。
例えば同じ経営学部出身の同期でも、一方は人事部、一方は文化推進部、さらにもう一方は営業部に配属されます。
最初から「海外営業部」や「グローバル戦略部」に配属されることなんて稀です。
仮に花形グローバル部署には入れたところでも、
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新卒で海外営業部。商流もわからない上で全て外国とのやり取り。
右も左もわからずボロボロ・・。
なーんてこともしばしば。入社時にどの部署が海外駐在に近い、遠いなんてことはありません。
これは気休めではなく、日本の伝統的大企業(JTC)に10年以上勤めている実感からです。
そして同時に、周りの商社マン、銀行マン、メーカーマン多くの駐在員を見てきた実感からです。
大事なのは下に書いたような、駐在員になるためにできることを粛々とやるだけです。
渡辺和子さんの「置かれたところで咲きなさい」ではないですが、
今できることを今の部署で行い、
相手の期待を超え続けることが海外駐在の切符を手にする最短の道。
もちろん社内で成果、人望、語学力、卓越した成績があれば、
直談判して部署移動をするのもよいでしょう。でも大半はそうではないケースだと思います。
配属ガチャも何のその。
今の部署で輝けば自然とキャリアは開けます。
(これ精神論ではなく、ガチです。周りは見ています。)
20-40代社員が海外駐在の切符を手にする具体的方法
人事は「夜決まる」
海外赴任含む人事というのは予定調和で決まることもありますが、
その多くは突発的に決まるのも事実です。
- 新規プロジェクトを現地で立ち上げる」
- 「XXの国の代理店解消が起きた。新規代理店をすぐにでも探す」
- 「販路拡大」
理由は様々ですが会社のトップダウンにより海外人事が決まることは多いです。
時間の制限があり、早めに決断が必要なとき、
「しずろくはどうだ?」と候補に挙げてもらうような事前の働きかけも重要です。
「人事は夜決まる」
という事実を心がけておきましょう。
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別に決定が「夜下る」わけではなくことわざです。
そのために下の 4つを必ず行っておくことが重要。
所属部署で目に見える結果を出す。
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王道で当たり前。そして最も重要なことを先に言います。
海外駐在に抜擢されるために最も必要なこと、それは
「今いる日本の部署で目に見える成果を出す」ことです。
あなたが社長やマネージャーで、海外赴任人事を検討しているとき
■「優秀な社員」「優秀でない社員」
どちらに海外赴任を任せたいでしょうか?
■「安心して任せられる社員」「ちょっと不安が残る社員」
どちらに海外赴任を任せたいでしょうか?
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そんなこと言わなくてもわかるやん・・
では何が「優秀」か「何が安心できる社員か」もう少し掘り下げましょう。
海外赴任は前述した通り、タフで泥臭い業務も任されます。
また海外赴任者1人あたりにかかる人的コストは日本のものと比べ物になりません。
どの企業でも自部署で半期や年ごとの業績評価がありますよね。
目に見える結果を残すために、設定したKPI(目標)を達成することは当たり前。
そこからさらに、
+@ を同時に達成することで一目置かれる存在になります。
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例えば・・・
- 低迷していた製品を新企画で1年で売り上げ100倍にした。
- 新規顧客獲得数=> 前年比で300% (3倍)
- 部署の業務改善提案件数、平均5件のところ、 半期で50件。
いずれも例えですが、大事なのは
「数字で測ることができ」
「ほかの人と比べてぶっちぎりの」
+ @ の成果です。
例えば「低迷していた製品を新企画で1年で売り上げ100倍」にした。
これは何も1億円の売り上げの製品を100億円にする必要はありません。
50万円の売り上げの製品を5,000万円にしても100倍です。
金額の大小にかかわらず 評価されるのは
「0 -> 1 を達成した人」 や
「1 -> 100を達成した人」
です。
はったりをかますのはよくありません。
ただ、「正しく自己主張」「達成した結果を数字で説明」
することは大事です。
200%の気持ちで伝えて、やっと相手に60%伝わるくらい。
「あなたの見えている成果」と「周りがあなたに下している評価」は違います。
海外赴任では「既存業務を深化し広げ」、「新規のビジネスアイデアを作り実行していく」力が必要。
まず、「1つでよい」から今の部署でぶっちぎりの成果を出し、正しく主張しましょう。
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必ず上司や周りは見ています。
海外駐在に必須の英語力を身に着ける
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言うまでもありませんが、英語(語学力) は必須です。
語学力は海外駐在に全く関係ない。話せなくても問題なし。
そんな企業ありません。
あればあるほど良いです。じゃあ何がどのくらいあればよいのでしょうか??
海外駐在の登用試験に TOEIC やTOEFL 、独自の英語スピーキング試験を設ける企業は多いです。
ボーダーラインがあるものは超えなくてはいけません。
かといって、最初から通訳なしでプロジェクトを一人で回せるほど話せる必要はないです。
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私のケースで説明します。
私は元々、英語はそれなりに好きで外語大に入りました。
でも確かに、、話すのは好きだけど 大学時TOEICは450点。。。
英検でも3級の一般高校生?レベルでした。
(というかそもそも大学ポルトガル語専攻です。)
そんな私も今では、
- 英語TOEIC 950 点
- ビジネススペイン語 (DELE B2級)
- ビジネスポルトガル語 (そろそろ資格取ろうと検討中)
まで上達しました。
確かに過去に留学の経験はあります。ただそれを引いても
「超効率的」に語学を身に着けるということを優先してきたためです。
今ではTOEIC 910点、 DELE (スペイン語検定試験) B2級 、ビジネスポルトガル語取得
まで至りました。
やったことは端的に言うとこれだけです。
- シャドーイング
- シャドーイング (もう一回言います)
- 相手に伝わる発音(シャドーイング)
- 単語と熟語の量(これもシャドーイングで)
これだけで3か国語を身につけたといってよいくらいです。
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TOEIC 950点、 スペイン語のDELE B2 (TOEIC 800点レベル)、
ビジネスポルトガル語(資格なし) を持っています。
文法・時制も大事ですが、順番は後。
とにかく私はシャドーイング一本足打法で
スピーキング・単語・熟語・リスニングは間違いなく身に付きました。
これから駐在員を目指すという方は
加えて、駐妻(もしくは駐夫)になるのが決定している方は
駐妻英語コーチング海外の日常で頻繁に遭遇するシチュエーション(子供の学校の先生とのやりとり、病院での会話、買い物時の会話など)に特化して英語を学べ、余裕をもって海外生活を送ることができます。
英語のフレーズを学ぶだけでなく、文化的な違いなどの背景を一緒に身につけ、より英語を使いこなせるようになります。
同時に世界中の駐妻仲間と一緒に学べる環境で、楽しみながら英会話を学ぶことができます。
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駐妻英語オンラインはしずろく妻も使っています。
赴任前・赴任前後いずれもオススメ。
最後に、
「とにかく社内の駐在ボーダーに乗る必要がある!TOEIC点数がとにかく必要」
という方は、スタディサプリがばっちり。
皆が知っているスタディサプリの TOEIC 特化型プランです。
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パーソナルコーチプランでは、オンラインでコーチが徹底伴走。
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英語以外の必須能力(赴任前にあるとよい事)
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駐在員になるためにもっと必要なスキルがあります。
それは、「環境適応能力」です。
これは正直、外国語よりも重要な力です。
海外の生活は何もかも日本とは別物。
食事・文化・生活の違いと言ってはそれまでですが、働き方、実生活で戸惑う場面も多くあります。
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仕事後の上司との一杯みたいのがないのは助かりますが・・。
自分の考えていることを現地の言葉で説明し、アピールし、社員をモチベートする。
それは相手の文化を心から理解し尊敬し始めてわかります。
これは何も、海外赴任後にいきなり身につくことではないです。
国内の部署でも、多くのことに首を突っ込み「打たれる杭」になって
周りに認められれば社内での株も上がり海外駐在にぐっと近づくでしょう。
現在の赴任者に売り込む
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これは結構忘れがち。
ですが実はとても重要です。
現在世界中に赴任しているあなたの会社の社員。
一時帰国やグローバルミーティング、または出張時に顔を合わせることもあります。
その時に「直接的に」でも「間接的に」でも、相手にはっきりとわかるように
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私、海外赴任で活躍したいんです!
と伝えることが重要。
相手はこちらの「ひたすら頑張っている姿」や、「海外駐在をしたい気持ち」
なんていうのは残念ながら知りません。
それでも頭の隅にでも「あの駐在したいとか言ってたやつがいたな」となると、ならないでは大きな違いです。
実は、現在の赴任者は帰任が近くなると必ず、上司や人事と面談を行います。
その時に必ずと言って話が上がるのが
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誰か後任にいい人いないか?
です。赴任に値するスキルがあり、さらに事前にアピールができれば、候補のテーブルに乗るでしょう。
でもこれをやるとやらないでは「雲泥の差」があります。
なぜなら海外赴任では、日本よりもいっそう、
自分から他人に働きかけ、現地社員とコミュニケーションを図ることが求められるから。
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文化と言語が違うので「阿吽の呼吸がないから」です。
結局は「こいつなら海外でもやっていけるかな」というのを
人事・上司・前任者の意見を踏まえて総合的に判断されます。
できることは何でもやっておきましょう。
【現実】チャンスが来ないことも。常時自分の市場価値を確認
どんな部署でも愚直に結果を出し、
そして上に書いたように、海外の希望を伝え続ければ駐在の可能性を上げることができます。
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それでも海外駐在のチャンスがすぐ回ってくるとは限りません。。
これは紛れもない事実。
駐在員の比率は業種にもよりますが、メーカーでは全 社員の3-5%の割合です。
海外駐在比率が大きい商社でもその比率は10-15%ほどです。
また、留学と永住者を除いた海外駐在人口は日本の人口の0.5%と言われています。
グローバル企業のその中の海外出向人材になるというのは数でみれば狭き門です。
その時やることは2つ。
- できることを繰り返しながら、待つ。
- 転職する
です。
最後に
メリットだらけの海外駐在。是非その切符を手にしたいですね。
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まとめです。やることは以下の4つのみ。
- 所属部署で目に見える結果を出す。(目標達成+ 数字で測れるぶっちぎりの成果)
- 海外駐在に必須の英語力を身に着ける
- 英語以外の必須能力(赴任前にあると、なお良し)
- 現在の赴任者に売り込む
この記事が誰かのお役に立てればうれしいです!
今日もよい一日を!
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