【年功序列の崩壊】30代会社員が危険。すべきは「転職 」or 「 副業」

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30代会社員だけが損をするその理由
しずろく

スーパー中小企業から倍率50倍のホワイト企業に転職成功し、南米支社に海外出向して,ゆるゆるJTCリーマンやっているしずろくです。

今回は「日本の年功序列制度で損するのは30代会社員だけ。」という内容です。

若手社員

今回の内容。30代の方だけ読んでください

このブログでは海外で働く人を応援しますをモットーに

  • 日本の企業から海外駐在員になる具体的方法
  • 海外赴任の切符を手にする転職方法

を紹介しています。

そんな中、日本の賃金制度、最近の大企業のリストラ状況を見ていて明らかに、

日本で働いている30代会社員が損をする社会構造が浮かび上がってきています。

今回は具体的なデータをもとにこの事実の把握・取るべきアクションについて書きます。

この記事の内容
  • 「今30代の日本人会社員」だけが損をする給与構造。その理由
  • データで分かる年功序列の崩壊 (2023時点)
  • 終身雇用の終了を明言する政府と大企業。その今後
  • 取るべきアクションは。転職 or 海外勤務 or 副業 or 資産運用

早速行きます。

この記事を書いた人
  • しずろく (当ブログ管理人) 
  • 日系メーカー会社員 (南米出向中)
  • 30代,中小企業から一念発起グローバル企業に転職。
  • 海外駐在希望を出し続け、2020年に海外へ。家族と奮闘中。
  • 月5万PV のブログを2つ運営。詳しいプロフィールはこちらから

当ブログは「世界での活躍、応援します」をコンセプトに、海外で働きたい方向けの記事、独自の企業分析情報を発信しています。
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年功序列の崩壊。本当? その事実

しずろく

巷でよく言われる日本企業の「年功序列制度の崩壊」。
これは本当でしょうか。

真綿のようにじわじわ進む年功序列の崩壊。

この事実を国の発言・大企業のコメントから見てみます。

崩壊は現在進行形 – 相次ぐ企業のリストラ

2022年。ロシア・ウクライナ問題やコロナ下での企業業績。

世界的にも決して明るい経済ニュースばかりではありませんでした。

日本も例外ではなく、大手企業、いわゆるJTCのリストラが相次いで発表された年でした。

2022年に主なリストラを募集した企業

企業名リストラ内容募集人数
富士通50歳以上の幹部社員不明
JT50歳以上の幹部社員50名
アステラス製薬グループ会社含めた早期希望退職450名
博報堂DYホールディングスグループ会社含めた早期希望退職100名
フジテレビ50代以上かつ勤続10年以上の社員不明
2022年にリストラを行った主な大企業
悩む会社員

名だたる大企業が早期退職を募集しているのね。

特徴的なのが「好成績」であっても人員整理を進めていることです。

業績が立ち行かない企業ではなく、好調な大企業がリストラを進めています。

フジテレビの退職などはニュースでも多く取り上げられました。

2023年以降も同様の動きが広がっていくとみられます。

「終身雇用はもう無理」という国の発言

日本の大企業の団体トップでもある経団連会長の発言です。

「終身雇用の継続は難しい」。

具体的な提案としてスキル型の人材採用流動的な人材の移動を掲げています。

この記事、2019年のものですが、本日も経団連の姿勢は変わっていません。

経団連の意向は当然企業、大学の採用活動にも関わってきます。

これまでの護送船団方式の「一社で勤め上げる」人生はもう給与的にも損しかしない社会です。

次に、世界のトヨタ、トヨタ自動車社長の発言です。

内容としてはこの二点。

  • グローバル競争力を保つために、終身雇用は障壁
  • 終身雇用制度は採用側にもメリット少ない
  • 年功序列制度の維持は無理

トヨタは採用者の約半分を中途採用・キャリア採用にシフトチェンジしています。

終身雇用が続くと考えるのはもうかなりきつい

この国・大企業の「終身雇用・年功序列は無理ゲー」発言。

これは「じわじわ」真綿で首を絞められるように浸透しています。

そしてこの「終身雇用崩壊」が加速することはあれど、復活することは世界の流れからも考えにくい。

しずろく

年功序列・終身雇用の定食セットはもう崩壊。

一生で一つの会社に勤める
年齢に応じた段階的な給与アップ

これはもう無理な時代ということがわかります。

若いうちは給与少なくでも長く勤めれば多くもらえる時代はもう来ません。

日本のJTCあるあるについてはこちらの記事にまとめています。

年功序列の崩壊で今の「30代」だけが大損する。その理由。

さて、年功序列・終身雇用が崩壊するのはわかりました。

それでもなぜ、「30代だけ」が大損するのでしょうか。その理由は以下

若いうちは買いたたかれるから。

しずろく

理由一つ目。年功序列の社会では若いうちは買いたたかれるから。

外資企業を除く日本の企業の賃金体系はこのイメージ。

出典:プレジデント

新人で成績良かったとしても、一般的な日本企業では年俸1000万になることはないです。

頑張っても給与は上がらず、

成果を出しても一年間働いてやっと「月,5000円アップ」のような具合。

年功序列時代は「ベテランの年齢内なるまで耐える」構図です。

年を取った上積み分がもらえないから

しずろく

30代が損する理由二つ目。

年をとっても、その時には「年齢による上積み」分がもらえないから。

前述したように、
「若いうちは買いたたかれ」
「年を取ったら既に制度が崩壊している」

それが、今の30代です。 (悲しい。。。)

つまり給与に見合わなくても、バリバリ働いている投資が取り返せない世代なのです。

今の20代は成果主義。40-50代は逃げ切り。

これが今の30代が唯一 JTC (日本企業) で損をする理由です。

  • 今、安月給で買いたたかれる
  • 年を取ったころには、年功序列制度が崩壊している
  • 今の20代はすでに転職に慣れている
  • 今の40代・50代はこのまま逃げ切り(言い方悪いけど)

今の大学生や20代は既に、この年功序列の崩壊を目の当たりにした就職活動をし、
すでにサバイバル力を身に着け始めています。

一方で40-50代は、ろくに仕事をせずとも現行の年功序列型で
大手企業では年1,000万もらえています。
仮に、早期退職制度があっても退職金は上乗せ。

あおりを受けるのがまさに今の30代会社員です。

そんな悲しき30代。それでも心配いりません。

能力は身を助けます。これからの世界ではこれからの世界での戦い方を身につければよいだけです。

しずろく

そんな30代 JTC会社員が具体的に取るべきアクションをまとめます。

30代サラリーマンが取るべき対策4選

今の30代サラリーマンが具体的に撮るべきアクション。それは、以下。

  • 年功序列が崩壊している会社に早く転職する
  • 副業を始める
  • 今の会社で海外駐在を目指す
  • 資産運用でカバー

なるべく早く「年功序列が崩壊している」会社に転職

ノーリスク・ノーゲインの世の中。

今、「年功序列・終身雇用」のJTC企業に勤めている人。そんな人が取るべきアクションは

しずろく

あえて、年功序列制度が崩壊している企業に転職をすること

です。体力も・吸収力もあるうちに成果主義の環境に身を置くことがスキル・給与アップに直結します。

私も日本の中小メーカーから・成果主義の日本の大企業に転職し、給与が前職の約2倍になりました。

悩む会社員

成果主義ってなんだか怖い。。

そう思う人もいるかもしれません。

でもスキルが身について、自分の強みを生かせれば思いっきり待遇アップが図れます。

また、成果主義と言っても 0 or 100みたいなフルコミッションの仕事ではないです。

+@の業務がそのまま基本給に上乗せされる。そんな仕事は山ほどあります。

「成長もしないで良い給与をもらいたい」そんな考えは残念ながらこれからは通用しにくいです。

個人的にオススメは「外資企業」。

副業でカバー

しずろく

次にオススメなのが副業。

本業以外の収入源を持つことは金銭的リスク管理になります。

また給与だけでなく、スキル・安心感・新しい出会い・やりがいとメリットだらけ。

副業は「リスク小・爆発力大」の現代人の必須ポータブルスキルと言ってもよいでしょう。

「何を始めたらよいかわからない!」という方はこちらの記事をご覧ください。

記事は駐在員の家族用のオススメ副業ですが、これは会社員にも当てはまります。

オススメ副業は下の6つ。

  • ブログ執筆
  • クラウドソーシング
  • せどり
  • WEBデザイン
  • 動画編集
  • 翻訳(外国語に自信がある場合)

本業+ 月5万円だけでも大きな起爆剤になります。

何より上記の副業を通して身に就くWEBスキル等は新しいキャリアを開いてくれます。

しずろく

本業はおろそかにしないようにね!

今の会社で「海外駐在」

若手社員

駐在ベースでオススメの「海外駐在」ね。

はい、手っ取り早く、今の会社のままお薦めするのは海外駐在です。

海外赴任(駐在)は、メリット盛りだくさん

  • 手取り給与 1.5 ~2倍( 対日本給与)
  • 海外マネジメントスキルの取得
  • 語学力の向上
  • 社内昇進に近づく
  • 転職時の価値爆上がり
しずろく

私もJTC企業から出向し、ぬくぬく南米駐在員してます。

既に今の会社で駐在チャンスがある(海外赴任枠がある)人は、具体的に自分でチャンスを引き寄せることができます。

もちろん海外での業務はタフさも兼ね備える必要があります。

ただそれにも増して得られることが控えめに見ても多すぎます。

具体的な体験談を書いているのでこちらもご覧ください。

資産運用でカバー

しずろく

最後の方法。

今の会社で、終身雇用終わっても、終わらなくてもやるべきことがあります。

それは自分の金融資産を増やすこと。

自信のリスク許容度ごとに株式投資もよし・投資信託・暗号資産もよし。

でも唯一してはいけないのは「銀行に預金」です。

利子もつかない・円の価値も下がる。そんな銀行預金は自らお金を失いかねません。

個人的に会社員へのオススメ金融資産構築法は以下。

  • 企業型確定拠出年金を限度額MAX使用
  • 個人型確定拠出年金を限度額MAX運用
  • NISA (2024年からの新型) を全額利用
  • 暗号資産はほどほどに

です。毎月5万円を30年、年利5%で積み立てるとします。

すると総投資額は 1,800万円 ( 60万円 x 30年) 。

一方で最終受取金額は 4,160万円です。

若手社員

複利の効果は絶大。

AEON銀行のHPではご自身の積立額と想定利率で簡単にシミュレーションができるのでオススメ。

まとめ

なぜ「30代会社員だけ」が危機的状況なのか。

しずろく

まとめです。

「日本の年功序列制度で損するのは30代会社員だけ。」

昨今の国・企業の動向から日本の終身雇用と年功序列の給与体系が崩壊するのは明らかです。

それでも準備と努力を続ければ給与アップ・市場価値の向上は決して難しくありません。

継続してよいキャリアを築くことができるようにこの記事でも応援しています。

以上参考になればうれしいです。 

しずろく (当ブログ管理人)

日系メーカー会社員 (ブラジル出向中)

JTCにて企画・営業管理職

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SEO・WEBマーケ勉強中。

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30代会社員だけが損をするその理由

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